行政書士の勉強をはじめる方へ
行政書士合格率の真実
受験者の実力が、ものすごくバラバラなんです
近年一桁台が続いている行政書士の合格率ですが、その数字を見て、挑戦するかしないかを考えてみてもはじまりません。
合格率だけでは、あなたにとって難しい試験なのかそうでないかは判断できないのです。
たとえば医学部の学生が、医学部の6年を終了後に医師になるために受ける「医師国家試験」は、合格率が90%近くもあります。でもそれが一般の人にも簡単に解ける試験のはずはないですよね。
また司法書士の合格率も例年3%を下回っているようですが、合格率が同じくらいだからと言って、「行政書士と司法書士の試験が同じ程度に難しい」とは決して言えるはずがありません。
(私ももっとお利巧だったら3~4年計画で司法書士を目指した?(⌒_⌒; ))
行政書士試験に受験資格の制限がありません。
そして行政書士の試験問題は、読解力(国語力)もかなり必要になります。
またまた推測になりますが、憲法や民法などの法的知識を暗記するうんぬんの以前に、勉強でテキストの回りくどい条文を読むだけで苦労しているレベルの受験生もたくさんいるように思えるのです。
このことを大学受験と比較してみたいと思います。
大学を目指す受験生は一様に、勉強する時間を十分に確保して(働きながら行政書士を目指す人はこれが最大のネック!)、ちゃんと受験勉強をした上で、偏差値を参考に合格圏内や、もしかしたらまぐれで受かるかもしれない大学を目指します。
試験会場に集まる受験生の実力は、ほぼ団子状態といっても過言ではないでしょう。
しかし行政書士の試験会場に集まるライバルたちは違うのです。
司法試験や司法書士を目指し腕試しで受けている人たちや、「自分は弁護士になるのは無理だ」と、法律の高い知識を持っていて、それまでの道を断念した人も受けにきているはずです。
また「自分には学歴がないから、国家資格を取って箔をつけたい」という若い人もいるでしょう。
「1回では受からないと言われているが、どれくらい難しいかとりあえず受けてみよう」と、難しさの感触をつかむためにとりあえず受けている人もいるはずです。
つまり毎年8万人近くなっている受験者は、その実力の差も、受験の動機もバラバラです。
ひとつ確かに言えることは、行政書士の試験は、試験センターが公表している合格基準(例年60%)をクリアすれば必ず合格できる絶対的な試験だということです。
そして合格までの試験勉強よりも、資格を取ってから、開業者として歩む日々の方がずっと大変だということです。
(もちろん独立開業者の大変さには、働く喜びも報酬の満足もあります(⌒_⌒))
これくらいの試験をパスする根性(知的能力というより意欲だと思うのです)は、将来独立を目指すみなさんには、絶対必要だと私は思っています。