行政書士の勉強をはじめる方へ
行政書士合格率の真実
本人次第で年収1000万円も、可能だと思います
独立開業者として、自分の力で将来を切り開くなら、この仕事でどれくらい稼げるのかは、やっぱり気になるところだと思います。
『こんなにきびしい世界なら、サラリーマンを続けていた方がよかった!』というような後悔だけは絶対にしたくないでしょう。
でも、「行政書士の年収」も、合格率と同じように、その数字だけでは何も判断できないということを、最初にお断りしておこうと思います。
ネットで見受けられる平均年収のからくりですが、行政書士の年収について、詳しい統計は出ていないはずです。行政書士のなかには兼業者も多いため、統計を出すのがむずかしいのです。
なかには毎年1000万円を超えている書士さんも実在するでしょうが、その一方で、地方公務員を定年退職して、半分ボランティアでお仕事をされており、ほとんど年収のない方もいらっしゃるはずなのです。
その平均値をとって、300万円~400万円くらいと表してみても、まったく意味がないと思いませんか?
要は士業といっても、行政書士も人柄や営業努力に左右される「実力の世界」ということだと思うのです。
たとえ話になりますが、私の事務所の最寄駅のなかにはラーメン屋さんが3軒入っています。
私も行きつけの店(和風トンコツ味)は、平日昼の時間帯や週末は、いつも15分くらいは待たされる人気の店です。
ほかの2軒にもお客さんは入っていますが、見た感じ、どうもぱっとはしていないようです。
ラーメン屋さんの場合なら、ラーメンの美味しさが一番で、ほかにもお店の活気とかサービスとかが大事で、行政書士として開業する場合も、年収は本人の努力いかんなのです。
ただ一つ言える事は、顧客を形成する開業1~2年までの間は、かなりきびしい思いをすることを覚悟してほしいということです。
(そこが開店と同時に満席になることもあるラーメン屋さんとは大きくちがいます)。
開業後の行政書士は、近隣の弁護士、司法書士、税理士さんはじめ、エリアに仕事の人脈を広げていくことが欠かせませんし、また行政書士の実務に必要な本当の勉強は、試験に合格した後に始まるのです。
特に最初の1年は、食べていかれるだけ+αの報酬が手にできたら上出来と考えていた方がいいでしょう(私もそうでした)。
よくしたもので、地道な努力は、その人を決して裏切りません。
お勤めをしていたころと同等、それ以上の収入が得られるようになると、年収のことはそんなに気にならなくなり、行政書士として、もっと世の中に貢献できる働き方を考えるようになるものです。